《 名無しの召喚師 》

ささやかな無理を通すために道理と戦った人々のおはなし
 
〔Character〕 NEW 07/29
カラス・メルヴェール
魔獣を召喚し使役することができる
数少ない召喚術士の一人
大国ニフルヘイムにあっては
闘技場を管理する行政官の任に就く
アーベルに殴られても2日程度で
全回復するその強靭な生命力から
ゴキブリ男爵の異名を持つ
エルセディオ・ロウ=法の獣
黒曜の剣を持つ法の獣
生まれたばかりで
カラスに召喚されたため
とにかくモノを知らない
そのわりにやたらと礼儀正しく
だらしない人を見つけると
すぐに説教をはじめる
何故かカラスとは気が合う
リィ・ルゥ
人間と共に生活する珍しいエルフで
闘技場で働くメイドの一人
エルセディオの世話役として
抜擢されて以来
なんだか毎日御満悦
カラスとはつきあいが長いらしく
彼がイースティンを滅ぼしたそのときも
彼女は変わらず彼のそばにいたという
アーベル
ニフルヘイム闘技場の闘奴
非常に礼儀正しく
エルセディオとはその点でよく気が合う
普段からあまり感情を表に出さないが
よく見るとけっこう広い
おでこについて 指摘されると
信じられない勢いで怒り出す
たまに廊下でカナロアの頭を磨いている
       
ハクロ=月牙
九魔獣乃九
カラスが使役する魔獣のひとつ
その牙に砕けぬものは無く
揮下に34匹の魔狼を従える猛者
ニフルヘイム闘技場の
あてがわれた地下牢においては
エルセディオの隣人
相当気難しい

アヌビス=静寂
九魔獣乃八
本人は自身をコボルドであると
公言してはばからないが
一般に妖精族の獣は
ヒトの召喚師が使役できないので
ほんとのところはよくわからない
これといった得意分野は無いが
その能力は全般的に極めて高水準

ラームジェルグ=剣鬼
九魔獣乃七
戦時以外は
剣の手入れしかしないものぐさ
他の獣らと違い
ヒトの情念から生じた獣で
その性質は怨霊に近い
目つきは絶望的に最悪だが
何故だか幼女全般になつかれる

カナロア=深淵
九魔獣乃六
体長30フィート超の巨大イカが
ヒトに擬態した姿で
カチューシャに見える部分はヒレ
頬の赤いところも模様
当初はすっぽんぽんだったが
いつのまにやら
リィ・ルゥが服を着せた
       
メリジェンヌ=赤竜
九魔獣乃五
炎風雷を自在に操る
カラスが攻め手の切り札的存在
戦時もそうでないときも
深く考えることをしないので
よく蒼竜に小言を言われている
スザクと仲が良く
たまに着衣の交換とかしている
リンド・ドレイク=蒼竜
九魔獣乃四
本体は巨大な蒼色竜
擬態して小さくなっても
おっかないので
鎧を着せたらもっとひどくなった
カラスの魔獣のなかでは
最古参の部類
その全身を覆う硬質の鱗は
長距離砲の直撃さえ耐えきる

スザク=朱
九魔獣乃三
炎をのみ扱う
まだ比較的若い魔獣
攻撃範囲も狭いが
彼女の操る炎は赤竜の
それより高温である
たいそうおしゃれさんで
そばかすを気にしている
着衣の趣味は赤竜とほぼ同じ

マンドラゴラ=此方
九魔獣乃二
極度の恥ずかしがり屋
中に本体が入っているらしいが
カラスも見たことが無く
無理やり引っ張りぬこうとしたら
悲鳴で鼓膜からなにから
全部ぶち抜かれたという
非常にものしりで
彼に聞けば大概のことはわかる
       
   
アジェト=火毒
九魔獣乃一
強力無比の猛毒を操るが
その性質は温厚そのもの
素直でおとなしくて清楚
やさしくて可憐ですこしドジっ娘
あとは姿を変える能力さえ
持ち合わせていれば
と 嘆き悲しむ衛兵らの姿を
連日 闘技場の寄宿舎等に
見ることができる

ギルドラム
   
 
 
 
 
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製作/雨傘日傘事務所
 
更新履歴
人物紹介追加(2010/07/29)
ページ開設(2010/07/19)